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インタビュー: 張 平成
Jan 12,2024
Zhang Pingcheng
張 平成
名古屋造形大学造形学部洋画コース卒業。多摩美術大学博士前期(修士課程)油画専攻 修了。
無錫という江南形式的の水上庭園が有名な場所で生まれ、太湖という湖の近くで水上庭園の瓦や湖を眺めながら育つ。日常に溢れる風景や心情の変化をそこに止めるように絵画を制作し、そのプリミティブな自然からインスピレーションを受けた心象風景を抽象絵画にしている。単に画材と支持体を用いるのではなく、自然的な要素も作品に取り入れ現実に見たはずのモチーフを記憶の断片のようにキャンバスに描く。特に瓦や小さな船のようなモチーフ、張の故郷の様子が伺える作品は哀愁のような雰囲気を漂わせる。近年の主な活動に個展「 海岸の枝 」(See Saw gallery+hibit、2024)、個展「 ほとりを歩く 」 (second2.、2022年)など。
作家ステートメント
生活は毎日相似ですが、違います。筆の動きは毎日相似ですが、違います。刻々と変化する日月歳差( 朝と夜の反復、あるいは季節の反復 ) を感じとるため、繰り返しの制作過程で宇宙や世界を含んだ自然を探求します。
純粋な事物はなくなりやすい、だから絵を描きます。
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